1年間の留学を終えて帰ってきた学生が、最近ずっと
「リスニング力が落ちてる~もう全然聞けない」
と言っていて、思い出したことがあります。
オーストラリアでワーキングホリデー中にシェアハウスのオーナーから言われた言葉
「英語は高いレベルで習得すれば、自転車に乗るのと同じで絶対に忘れないから。そこまでしっかりがんばりなさいね」
私、本当にその通りだなと思います。
ペルーのアレキパで住んでいた頃は、毎日スペイン語だったので英語を使う機会はほぼなかったですし、逆に今はスペイン語を話す機会は少ないですが、急に友達からスカイプがかかってきても問題なく話せます。ペルーのニュースもちゃんと聞いて理解できます。
トピックによりますけど(笑)。それは今も昔も同じです。
10年も20年も、その言語に全く触れる機会がなければ衰えていくことは、納得できますが、このインターネット時代にしかもメジャーな英語を聞く手段はごまんとありますからね、大丈夫です。
ではどうして、人は使わないと忘れると思うのでしょうか。
それはきっと、
使わないと忘れると思っているからだと思います。
自分で自分に暗示をかけているようなもので、
使わないと忘れちゃう、、、
と毎日思っていると、きっと脳は
毎日使ってないから忘れなくちゃ!
と思ってしまうんじゃないでしょうか。
人と会話する中では、語学のレベルだけではなく、その時々の状況や環境などいろんな要素が関係してきます。
時々、私のオフィスで話していても、いまいち掴みきれないなと思っていると、「その人のお兄さんがフィリピンに住んでいる」ということが後で発覚して、なんだ~早く言ってよ、今全部つながったよ。みたいなことが起こります。
だからずっと同じ人たちと話していたら、喋り方のクセにも慣れてくるし、内輪だけの冗談も理解できるようになって
新しい環境に行ったら、そういうバックグラウンドがゼロになる。それだけのことだと思います。
日本に帰ったら忘れてしまう
なんて、どうか不安にならないでくださいね。
日本にずっと住んでいるのに、ペラペラの人だっているんですから。
自分を信じて、その方が楽しいですもんね♪