ここ数日間に、リマのホルヘチャベス空港を飛び立った2つの別々の会社の飛行機が、不具合が起きたため引き返しました。
数年前に南米を旅行した人は、LAN航空をご存知だと思います。
LAN航空は2015年8月から、TAM航空と合併して、LATAM航空になりました。
そのLATAM航空が運航する、7時45分リマ発アレキパ行きの飛行機が、リマのホルヘチャベス空港を飛び立った後、引き返す事態が発生しました。
乗客の一人は、「問題が発生したためリマへ引き返します。」というアナウンスが流れただけ。11時の便に振り替えられたが詳しい説明はなかった、と話しています。
LATAM航空は、RPPニュースに、ナビゲーションのバックアップシステムが100%ではなかったので、パイロットが念のために引き返す措置をとったと語りました。
もう一つは、ペルビアンエアライン。Peruvian Airliness
リマ発クスコ行きの飛行機で、到着まであと30分のところで、リマへ引き返しを余儀なくされました。
当航空会社のジェネラルマネージャーは、「技術的な障害が起こりアラームが鳴ったことにより、パイロットはリマへ引き返す許可を申請した。パイロットは、アラームが作動したらすぐに引き返し、人命を守ることを最優先に行動する規則がある。」と説明しました。
飛行機は無事着陸しました。
「故障やミスは、世界中のどこでも起こりうる問題ですが、プロトコルは故障の可能性も想定しています。パイロットは人命を守り着陸することが第一です。」と付け加えました。
民間航空局は、航空会社や飛行機を調査し、問題の原因究明を急ぐとしています。
こちらは少し深刻そうです。
ペルビアン航空は、3月28日にも着陸不良により機体から火が出る問題が発生しました。ケガ人が出なかったことが救いですね。