ペルーニュース☆先生たちのストライキ

アレキパで、地元の中学校で日本語を教えていた時に、総務を担当していたピエルさんというとても親切で優しいお兄さんがいました。

お互いその学校は辞めてしまったのですが、先日ピエルから、
「今はタトゥーサロンで働いているんだけどね、ロシオという名前の男性の漢字を教えてくれないチュー?」
とメールがきました。

さらっと言ったけど、タトゥーサロンポーン!??
と焦りながらも、
適当に当て字を作って、送りましたが、、、ニヤリ

生涯ずっと、教育に携わっている人って実は少ないです。
ペルーやコロンビア、ブラジルは確実にそうなのですが、
中南米諸国、おそらくどの国もよく似ていると思いますが、公立の学校はほとんど機能していません。

貧困層の子供たちが無料で通える学校というイメージでしかなく、
教室もボロボロ。
おまけに公立の学校の先生のお給料も安いので、みんなすぐやめてしまって、先生がいない日もあるそうです。
(全部が全部ではないと思いますが。。)

という事情もあり、私立の学校に通わせようとしますが、
学校設立の許可がたぶんとても簡単なので、学校自体がたくさんありすぎて、毎年転校する子供もいたり、施設がちゃんと整っていない学校もいいです。

本当に学費が高い私立の学校だと、英語とドイツ語を勉強したり、独自のカリキュラムがあって、とても優秀かつお金持ちの学生が多いと聞きました。

私立の学校も、ピンキリです歯2

私が教えていたのは、学費が、中の下くらいの私立の学校だったと思います。
それでも先生たちは、時給制だったので、かけもちしていました。
先生が待機する小さい部屋があるだけで、担当の授業が終わればみんな次の学校へ行くためです。

”教育”って、国の予算としてお金を使っても、すぐには結果に出ないし、見えにくいから、資源がある国は、どうしてもそちらの資源開発の方にお金を使う傾向があると、ペルー人の友人が言っていました。

だからといって、ペルー人が不幸だとかは、一切思わないですけど、施設が充実していれば、もっといろいろ楽しく学べるだろうにな、、、と思うと、やりきれない想いは、たった1年しか教壇に立っていない私でも感じていました。

前置きが非常に長くなってしまいましたが、

アレキパの公立学校で働く先生たちが、お給料の増額や処遇改善のため、ストライキを7月13日に決行することを発表しました。

このストにより、1,140人の学生に影響が出るそうです。

なかなか根深い問題だと思いますが、どうにか改善していくことを願うばかりです。

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