今日は、リスニング力アップのための5ステップを紹介します。
ステップ1、音声を聞く
ステップ2、書きとる
ステップ3、単語・文法調べ
ステップ4、音読
ステップ5、オーバーラッピングとシャドーイング
プラスアルファで、えみこ流瞬間作文もついています。
※リスニング音声を使ったYouTube動画を、ページの一番最後にアップしています。
ご興味がある方は、動画をみながら実践してくださいね。
こちらでは、方法のみをご紹介します。
ステップ1、音声を聞く
意外にこのステップ1を飛ばして、いきなりリスニング教材の単語調べ・文法調べをしている人がいます。
実はこのステップ1は、かなり重要です。
なぜ重要なのかというと、あなたがどの程度スペイン語が聞き取れて、どの部分が聞き取れていないかを明確にできるからです。
最低5回はスクリプトなしで聞いてください。
その際
①単語がどれくらい聞き取れているか
②意味がどれくらい理解できているか
この2つを意識して最低5回は聞いて、今のスペイン語力で純粋にどれくらい聞き取れるかを確認しましょう。
わたし自身ここをかなり軽視していた時があって、リスニング力がなかなか伸びなかったんです。
でも、ステップ1でなんの助けもなしに音声を聞くことで、そのあとのステップ2以降の効果が上がり、リスニング力が急激に伸び始めました。
理由は簡単で、この動画でお話している「気づき」が生まれるからです
ステップ3でスクリプトを見た時に「この単語だったのか」「こういう意味だったのんやー」という気づきが生まれ、スペイン語の吸収率があがります。
復習の時に苦手な音が分かった状態で練習できるので、トレーニングにもかなりメリハリがつきます。
当たり前ですけど、弱点がわかってからのほうが学習の効率がいいですよね。
このステップ1は、それを達成するための方法です。
それでは、これからみなさんには、少し長めの音声を聞いてもらいます。
スクリプトなし・単語調べなしで、純粋にどれぐらい聞き取れるのかをチェックしてみてください。
音声は最低5回は聞いて①単語の聞き取り。②意味の理解。をするようにしてください。
実は5回といわず、もうこれ以上聞いても、聞き取れるものはない!!というところまで聞けたら最高です。
何十回でも聞いてください。
もちろん1回目で全て聞き取れてしまった人は、2回目以降はしなくて大丈夫です。
ステップ②書き取り・ディクテーション
ディクテーションをすると、アナタの弱点が丸裸になります!
例えば
- 単語と文法の知識不足
- 発音に慣れていない
- 語順に慣れていない
- スピードに慣れていない
などです。
「科学的な外国語学習法」の著者で言語教育学者である佐伯先生によると、ヨーロッパでの外国語学習では、このディクテーションは非常に重要視されているそうです。
私のフランス語の先生は、毎回ディクテーションを入れるんですが、納得ですね。
分かった気にならずに、文字お越しをしてみてください。
その際に冠詞なども意識してくださいね
ステップ③単語・文法調べ
ここで注意があります。
リスニング教材は必ずスクリプトがあるものを選んでください。
これは必須です。
スクリプトと自分で書いたものを比べてみてください。どうですか?
しっかりチェックして、抜けている部分はないかを見てください。
言い訳ナシに、何を間違っているのか、何を理解していないのかを、受け止めてくださいね。
ちなみにステップ1をしっかりしていた人ほど、自分の苦手な音に気づくことができます。
実際に単語・文法調べをしていくんですけど、このステップ3は多くの人が適当に流しています。
甘々です。
実際に意味や文法を人に説明できるくらいまでやってください。
スペイン語のレベルが上がるほど知っている知識が多くなってくるので、このステップ3の時間は短くなります。
初心者ほど地獄のように時間がかかるので、めげずにしっかり行うようにしてください。
ここでは、単語・文法調べを行うので辞書が必要です。
少し話がそれますが、辞書は小学館さんの西和辞書がおすすめです。
スマホだと誘惑が多いという人は電子辞書がオススメです。
少し値段が高いという人がいますが、アプリは数千円ですし、電子辞書は平均2万円くらいです。
目の前の値段を見て高いという考え方では、まだまだ思考が浅いです。
電子辞書はあなたのこれからの学習時間を短縮してくれるコスパ最強のツールです。
スペイン語を話せるようになりたいのであれば、ケチらずしっかり投資してください。
話を戻します。
細かい文法をしっかりチェックしましょう。
ステップ4、音読
ちなみに上級者はいきなりステップ5のシャドーイングに入っても大丈夫です。
ステップ5のシャドーイングが難しい人は、このステップ4が必須です。
ここでは、シンプルに正しい発音で音読をするだけでもいいですが、感情を入れると良いです。
つっかえることなく速く読めるようになるまで練習したらOKです。そながら、読んでみてください。
ステップ5,オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら、音声と同時に音読していきます。
オーバーラッピングをするときの注意点は、元の音声を聞きながら、合わせて読むことです。
自分の声で、音声をかき消さないようにしてくださいね。
そしてよく「何回くらいすればいいですか?」って聞かれるんですけど、回数というのは、スペイン語の実力によって変わり本質ではないです。
基準は自分が納得してほぼ完璧に再現できるまでです。
上級者であれば数回で済みますし、初心者であれば何十回もする必要があるかもしれません。
オーバーラッピングが完璧になったら、シャドーイングに移ります。
シャドーイングは、スクリプトを見ずに音声を聞きながら、遅れて発音します。
ここでは耳だけが頼りです。
少し遅れて影のように発音していきます。
これが完璧になるとやっと完成です。
このようにシャドーイングは少し難しいので、初心者の人はオーバーラッピングだけを練習していても大丈夫です。
シャドーイングしてもできないという人は、明らかに、音読とオーバーラッピングの量が足りていないです。
ここでも回数は本質では無いです。上手く出来るまでです。
オマケ えみこ流瞬間スペイン語作文
ここからはオマケのえみこ流瞬間スペイン語作文、追加のパートになります。
これはかなり難しいので、できる人だけで大丈夫です。
わたしはステップ1~5まで終わったあと、瞬間スペイン語作文をしていました。
どういうことかというと、先ほどの日本語訳を見てスペイン語にする、という練習です。
これをプラスで行うと、ステップ5まで受け身だったのが、自分からスペイン語の文を作るようになるので、よりスペイン語が聴き取りやすくなります。できる人はぜひ実践してみてください。
リスニング音声と練習したい方はこちらをご覧ください