ペルーのプーノ県にあるフリという町にすむ73歳の2人の女性が、深刻な経済問題を抱えているにもかかわらず、年金が受け取れないというニュースが出ていました。
ペルーには、PENSIÓN 65という、65歳以上の貧困層の方たちに、2か月に一度250ソルを支給する制度があるそうです。
250ソルは約8千円弱。一か月あたり、4千円。
ペルーの最低賃金は、1か月750ソルだったはずなので、約23,000円。
だいぶ少ないですが、食費にはなると思います。
今回、声をあげている女性2名は、体が不自由なので自由に動くことができず、生活は困窮していて、ご近所さんたちが食べ物を分けてくれるなど、助けてくれているそうです。支給を受けることができていないのは、役所の怠慢であると考えられます。
PENSIÓN 65の支給があれば、せめて食べ物を買うことはできると訴えていますが、オンブズマンは、同様のケースは30件以上あり、誰も支給を受けていないと発表しました。
日本でも、生活保護を申請しても却下されるなどのニュースを聞くこともありますが、本当に困っている人たちへ、お金がわたるといいな、と感じました。
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